読めば読むほど

読書日記など

BOOK

【本】もののはずみ(堀江敏幸) 小学館文庫(2015)

「ほんのちょっとむかしの」製品で、「捨てられはしたけれど破壊はまぬがれた」ものとの出会いを描く短編集。 それぞれ関連するモノクロ写真と短編がセットになっている形式で、今回特に気に入った短編は、「十九時五十九分の緊張」。オートフリップ・クロッ…

【本】死神の精度(伊坂幸太郎) 文藝春秋 (2008)

作者がブルガーコフの『巨匠とマルガリータ』に影響されて書いた、と知って早速読みはじめた。死神の行動がすごく面白くて、いや死神本人はあくまでも真面目なんだけど、通勤電車で人前なのに笑い出しちゃった。 ブラッド・ピットの出てくる映画『ジョー・ブ…